両親との和解、そして成長

私自身、習慣を変えたことで

3ヵ月の間で色んなことが大きく

変化しました。

 

しかし、

変化の喜びとは裏腹に

心理的に大きな負担が

自分にのし掛かっていました。

 

人には変化を嫌う本能があります。

 

『恒常性維持機能』

 

ホメオスタシスとも言われるもので

自分自身を今までの状態に戻そう

とする力が働くんです。

 

たとえば

熱が出たら、汗をかくことで

体を冷却しようとしたり、

 

急激なダイエットをすると

異常に食欲に駆られて

リバウンドしてしまったり、

 

外部環境変化のストレスから自分を

守るために人類数万年の歴史の中で

培われた本能です。

 

自分の生命を守るためには

必要な機能ではあるんですが、

ときには人間の成長を妨げる

原因にもなります。

 

たとえば

 

仕事や進学の関係で全く違う場所で

生活することになれば

その外部環境に馴染むために

人は成長しようとします。

 

しかし、

きっかけがない限り

人間は同じ状態で居たがります。

 

その時、私自身

大きな見落としをしていました。 

 

変化をする必要があるのは

自分だけだと思っていました。

 

自分自身を変えるということは

付き合いのある周りの人にも

影響が出てきます。

 

この3ヵ月間で私が行なったことは

自分自身の悪影響となる引き金を

生活から外すということでした。

 

その外していたものの中には

今まで家族と共に過ごした時間も

ありました。

 

会話の時間、

共にテレビを見る時間、

自分の体に悪影響を及ぼす物事、

 

それを

徹底的に削っていきました。

 

私自身、家族には

何も話していませんでした。

 

家族には何も影響しないと

思い込んでいたからです。

 

しかし、

家族には私の行動の変化が

異様に写っていたのです。

 

「あんた、最近おかしいわよ。」

「何があったの?」

「また何かバカなことしようと

 してるんじゃないの?」

 

知らず知らずの間に

両親との溝ができ、

摩擦が生じていました。

 

私はその度に

怒りを露わにしました。

 

「俺は変わろうとしてるのに

 何で邪魔をするの!?」

 

特に

母親とは何度も口論になりました。

 

気持ちが折れそうになりました。

 

 

自分の頑張りを察してくれない。

 

変わりたい気持ちを伝えられない

もどかしさ。

 

 

次第に

孤独心に苛まされました。

 

また引きこもりました。

 

「自分の何がいけなかったんだろう」

「迷惑をかけたわけでもないのに・・・」

 

基本的に人一倍人に迷惑を

かけることが嫌がっていた私は

昔から何もかも1人でやることに

こだわっていました。

 

学校でいじめられたことがあろうと

職場で嫌なことがあろうとも

誰にも話さずにずっと自分の中で

気持ちを処理しようとしていました。

 

両親にも自分の想いや

肝心なことは隠してきました。

 

伝えることを避けてきました。

 

 

端から

人と分かり合うことを

拒絶する癖があったのです。

 

昔から両親には子供扱いされて

蚊帳の外にいた記憶があります。

 

「もっと大きくなってからね」

と子供扱いされてきた記憶が

「わかってもらえない」と

思い込ませていたのだと思います。

 

当時の私は自分の深層心理など

知る由もありませんでした。

 

私は3ヵ月前から寝る前に

潜在意識活用マニュアルの音声を

聞くことを習慣にしていました。

 

そのとき、

いつも通り音声を聞いていたのですが、

ある言葉が脳内に突き刺さりました。

 

「両親との関係が密接に

 結びついています。」

 

「両親と和解しない限り

 間違いなく失敗します。」

 

何度も聞き続けていた言葉ですが、

「なるほど」と

わかったつもりになっていました。

 

何となくわかったつもりになって

どこかに疑う気持ちがあったのです。

 

しかし、このとき初めて

この言葉の意味を

体感した気分になりました。

 

「すべては両親からというのは

このことだったのか・・・。」

 

頭ではなく体で

その意味を体感したのです。

 

 

「どうせ話なんて聞いてくれない。」

「わかってはくれない」

「話すだけ無駄だよ。」

 

特に母親に対しては

そう思っていました。

 

そう思いながらこれまで

ずっと逃げ続けてきたのです。

 

しかし、逃げるのはやめて

母と真正面から向かい合うことに

しました。

 

 

『母への感謝の手紙』

 

それが一番初めのミッションでした。

 

 

母の日などの学校の行事で

書いたことはありましたが

自分から進んで母親に対して

手紙など書いたことはありませんでした。

 

「いい歳して今更・・・」

「恥ずかしいな・・・」

そういう気持ちがブレーキになって

行動に移せませんでした。

 

しかし、

「これで自分が変われるなら・・・」

 

自らのちっぽけなプライドを

捨ててでも変わりたいと思いました。

 

最初は乗り気ではなかった私も

次第に母との数々の記憶が蘇り、

周りが見えなくなくほど

手紙に入り込んでいました。

 

今までされて

嬉しかったこと。

助けられたこと。

悲しかったこと。

ムカついたこと。

認めてほしかったこと。

 

0歳から生まれてこれまでの

記憶に残った数々のことを

手紙に込めました。

 

0歳~3歳、幼稚園、小学校、中学校、

高校、大学、社会人・・・

 

今までの数々の行事の記憶を辿り

思い出した感情の数々を

手紙に書きとめました。

 

涙が溢れて

止まりませんでした。

 

大人の自分が

まるで小さな子供のように

泣いていました。

 

書けば書くほど

母から受けた愛の数々に

触れることができたのです。

 

初めての心からの

「ありがとう。」

「愛しています。」

 

今まで思いたくても

思えなかった感情を

魂を込めた一通の手紙が

運んでくれました。

 

その手紙を渡したとき、

母も涙ぐみながら

昔の話をし始めました。

 

「あんたは小さい頃こうだったね。」

「いつも我慢強い子だったね。」

「こういうところお父さんそっくりね。」

 

ストレートな感情表現・・・

子供の頃はしていたはずなんです。

 

「父さん好き」

「母さん好き」

 

小さい子供の頃にしていたことが

大人になるにつれて

出来なくなっていたんです。

 

それは両親も同じでした。

 

大人になるにつれて

お互いのメンツが邪魔をして

愛情を曇らせていたんです。

 

それをたった一通の手紙が

小さかったあの頃の気持ちを

取り戻してくれたんです。

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それが潜在意識の改革4ヵ月目に

もたらされた出来事でした・・・。